INTERVIEW04
木部 匠
2017年入社 花王小田原事業所
ラインリーダー
入社1年目から
チャンスを与えてくれた

―入社した理由について教えてください。
大学の4年間、物流倉庫でアルバイトをしていました。そこで普段当たり前に思っている物流は、こうした現場の人たちに支えられていると気づいたんです。それから、大学を卒業したら現場に関わるか、現場をサポートできる仕事がしたいと思うようになり当社に入社しました。

―入社後の研修から現在の仕事内容について教えてください。
最初は、本社で会社説明や社会人マナーを教えていただいた後、花王東京事業所で半年にわたり実際のライン作業を行うと同時に機械のメンテナンスの基礎について学びました。その後は、現在の花王小田原事業所で化粧品の瓶詰めや計量、箱詰めなど一通りのライン作業を経験しました。現在は、製造工程におけるラインリーダーを担当しています。製品ラインの出荷数や品質のチェックだけでなく、スタッフの安全面にも留意して、安心・安全な稼働体制をつくることがラインリーダーの役割です。そのため、チェックシートを見ながら、ラインを端から端まで日に何度も往復して確認します。

―いつ頃ラインリーダーになったのですか?
リーダー研修が1年目の2月にはじまり、2年目を迎える4月には、ラインを1人で任されるようになりました。最初にリーダーを任される話を聞いたときは驚きましたが、早くチャンスを貰えて嬉しかったですね。リーダーになってすぐの頃は、ベテランスタッフへ指示することに抵抗がありましたが、皆さん良い方ばかりなので、すぐに自然と話せるようになりました。
失敗を糧に
より良い生産ラインをつくる

―成長につながった失敗エピソードがあれば教えてください。
化粧品の瓶詰作業で機械のチューブに中身を詰めるとき、衛生面の関係で使用前はシートをかぶせているのですが、作業時にシートを取り外すのを忘れて中身が飛び散ってしまい、清掃で1時間近くラインを止めてしまったことがありました。自分の確認不足やミスによってメンバーに迷惑をかけたので、それ以降は指差し確認を以前よりも徹底しています。

―リーダーとして大変なことや気をつけていることを教えてください。
現在、2つのラインを30名のスタッフで作業しています。1日1ラインで4万~5万本の商品を出荷する作業を人の手で行うため、100%ミスを無くすというのはなかなか難しいながらも、一度したミスを繰り返さないように、私自身を含めてスタッフに注意喚起しています。もしミスが起きてもすぐに先輩や上長など、現場の責任者に報告して影響を最小限に留めています。
また、リーダーとして気をつけているのは、スタッフの働く環境づくりです。スタッフ全員がすべての作業を経験できるようにローテーションを組んでいます。仲間がどういう作業をして、どういう苦労があるのか感じてもらうことで、自分にできることがないか考えてもらい、安全かつ高い品質を担保できるラインを全員で実現することを目指しています。
お客様や後輩から
信頼される存在になりたい

―どういう時に、やりがいや達成感を感じますか?
私が担当しているラインは、当社の社員だけで稼働している花王小田原事業所内で初の請負ラインです。これまでは、お客様がラインリーダーを務めている所に、私たちが入って稼働していましたが、昨年から当社だけの請負ラインを任せていただけるようになりました。そのラインリーダーということでプレッシャーも大きかったのですが、1本目のラインが順調に稼働していることから、当初の予定通り2本目も任せていただけるようになり、自分の仕事がお客様に認められたのだと、達成感を感じました。

―仕事を通じて成長を感じた所はどこですか?
コミュニケーション能力です。年齢や社歴を問わずいろいろな方と話せるようになりました。以前は、所長や先輩から飲みに誘ってもらうばかりだったのですが、最近は自分から誘うことも増えましたし、お客様やスタッフと話す機会が増えたことで、いろいろな話を聞けて勉強になっています。
―今後の目標を教えてください。
私には、目標にしている先輩が2人います。1人は現在の所長、もう1人が同じ20代の先輩社員です。2人とも人の話をよく聞く器の大きい方で、お客様やスタッフから信頼されているので、私もそうなりたいと思います。